■ 大野和士・都響  ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 (2015.8.5)



ミューザ川崎シンフォニーホール 2015.8.5(水)



連日、ウンザリする猛暑がつづいている。ミューザ川崎では「フェスタ サマーミューザ KAWASAKI 2015」(7.25〜8.9)が開かれている。
本日は大野和士/都響コンビの登場。さすがに人気曲でもあり会場は満席のよう。エアコンの効いた快適なホールで熱演を楽しみました。








プログラムはショスタコ第5番とプロコフィエフの《シンデレラ》の組み合わせ。曲想は対照的だが、ほぼ同年代(スターリンの圧政下)に作曲されている。プログラミングにどこか大野の意図を感じましたね。

《シンデレラ》は洒落た、いかにもプロコフィエフらしいキビキビした響きにあふれている。大野の指揮ぶりもリズミック。最後は時計が12時を打つ。

ショスタコーヴィチの交響曲第5番。《革命》という標題はこのごろあまり聞くことはありませんね。10月革命(1917年)の20周年を記念して、1937年に初演された因縁がある。
圧倒的な演奏でした。第1楽章から、くまどりのはっきりしたアクセントの強い演奏に引き込まれました。第2楽章なんか、もっと優雅にやるのかなと思っていましたが。フィナーレも爆発しました。

<プログラム>
◆プロコフィエフ:バレエ音楽《シンデレラ》組曲第1番
1.序曲、2.ショールのステップ、3.喧嘩、4.仙女のお婆さんと冬の精
5.マズルカ、6.舞踏会へ行くシンデレラ、7.シンデレラのワルツ
8.真夜中
◆ショスタコーヴィチ:交響曲第5番《革命》

指揮:大野和士
管弦楽:東京都交響楽団


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