■ オペラシティの大野和士 (2005.9.26)




26日(月) オペラシティコンサートホール




・ブースマンス:ゲオルク・トラークルの詩による歌曲集
・マーラー:交響曲第5番





マーラーは実にすごい演奏だった。ちょっとこのところ聞いたことのないハイ・レベルだ。
葬送行進曲から始まって、崩壊を予感させるような激しい楽章が続く。
静かなアダージェットから、圧倒的な終楽章へ。

大野和士も、振り終わった後にトランス状態だったのではないか。
一瞬の忘我状態とも。顔面蒼白であった。

手兵モネ劇場オケの 成長とともに、大野自身も 一皮も二皮も むけて
大きくスケールアップしたのを実感した。

実は、当夜のチケットも みなとみらいの演奏会場で急遽手に入れたもの。
大野和士-モネ劇場オケのコンビが、これほどやるとは 思っていなかった。
トランペット、ホルンなど管楽器群も万全であった。


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