■ クァルテット・エクセルシオ 第36回東京定期演奏会 (2019.6.2)

東京文化会館 小ホール
第2ヴァイオリンのメンバー変更があったようだ。前任の山田百子さんの健康問題とか耳にしたことがあるが。新任は北見春菜さん。他のメンバーとは年齢差がありそう。演奏位置もスタンダードな第1、2Vn並びになった。西野さんのコントロールが届くようにしたのか。
冒頭でちょっと従来に比べると充実度が落ちたかなと感じたのだが。アンサンブル密度も醸成途中にあるのかな。

ベートーヴェンの第1番。若々しさがさすがです。ハイドンとかの影響がわずかに聞こえるよう。一転してショスタコの第8番。いかにもハ短調の厳しい曲調。緊張感あふれる演奏でした。ショスタコ自身の隠れた意図が透けて見えるような。

ブラームスの第3番。これはナマでは初めて聞きました。交響曲第2番に通じるものがあるなと強く感じました。明るさ、晴れやかさが輝いている。リラックスして聞けました。
ついでに交響曲第2番と比べてみると
    ◆交響曲第2番、ニ長調、作品73、1877年作曲
     ◆SQ第3番、変ロ長調、作品67、1876年作曲


<プログラム>
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第1番へ長調
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲 第8番 ハ短調
ブラームス:弦楽四重奏曲 第3番 変ロ長調



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