■ クァルテット・エクセルシオ 第40回 東京定期演奏会2020  (2021-6-13)

2021-6-13(日) 東京文化会館 小ホール
日曜日の上野に出た。かなりの人出、ディスタンスを保って歩く。JR上野駅(公園口)の様子がまったく変わっているのにびっくり。
駅前の道路が封鎖され、文化会館まえとつながってかなりの広場に。西洋美術館とともに、ゆったりとした雰囲気をかもす。

クァルテット・エクセルシオ演奏会。着席はひとつ置きの市松模様。おかげで、座席の隙間を通して、かなり離れていても舞台が視野にはいる。
コロナ禍のおり、久しぶりのコンサート。干天の慈雨か。演奏曲は、ハイドン・ベートーヴェン・ドビュッシーと並べて弦楽四重奏曲 通史になるか。

はじめのハイドンの四重奏曲。作品64には《ひばり》が含まれているが、この63番は初耳。どこかひねもす感のあるゆったりしたメロディーで始まる。
いかにもハイドンだったかな。
ベートーヴェンの第3番。これは作曲順からは第1番、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲への初挑戦だったとのこと。
後半のアタック的な楽章を別にすると、どうも革新意欲といったものが感じられなかったのだが。

ドビュッシーはどうだったかな。小ホールで残響が少ないせいだろうか。クァルテットの響きに鋭角的なものを感じたのだが。
もっと一体となったものを期待していたのだろうか。それにしてもユニークな作曲だ。もう一度繰り返して聞きたい。

<プログラム>
ハイドン:弦楽四重奏曲 第63番ハ長調(作品64-1)
べートーヴェン:弦楽四重奏曲 第3番ニ長調(作品18-3)
ドビュッシー:弦楽四重奏曲 ト短調(作品10)






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